自分が本当にしたいことを整理してみた

最近、「私は何を一番したいんだろう」と考えることが増えました。
毎日の仕事や家事、旅行や趣味の中で忙しく過ごしていると、自分の本当の欲求が見えにくくなります。でも、少し立ち止まってこれまでの自分の行動や感覚を振り返ると、意外と輪郭が見えてくるものです。今回は、私自身の体験や感覚を交えながら、自分の「本当にしたいこと」を整理してみました。


1. 形にしていくことが好き

私は、アイデアを形にするプロセスに強く惹かれます。
例えば、以前3Dでプロダクトをデザインしていたとき、ただ形を作るだけでなく、金型の構造や使用感を考えながら調整していく工程に没頭したことがあります。頭の中で考えていたことが、画面上で少しずつ現実の形になっていく瞬間は、言葉にできないほどワクワクしました。

また、企画資料を作るときにも同じ感覚があります。数字やデータを整理しながら、視覚的にわかりやすく美しい資料にまとめるプロセスは、仕事の楽しさそのものです。単なる「デザインをする」ではなく、構造から考え、表現を作り上げる楽しさに魅力を感じています。


2. 美と生活が交わるものが好き

旅行や日常生活の中で、美しいものでも、生活や使いやすさと調和しているものに惹かれます。
たとえば、コペンハーゲンの家具店を歩きながら、デザインが洗練されているだけでなく、自然に生活に溶け込んでいる家具を見たとき、心が踊るような感覚を覚えました。ミラノのサローネでも同じで、見た目が華やかでも、実際の暮らしで使いやすいデザインにこそ価値を感じます。

私は、自己満足のアートよりも、使う人が少し幸せになるデザインに惹かれるのだと実感しました。形の美しさと生活へのフィット感が両立した瞬間に、心から満足感を得られるのです。


3. 整理してわかりやすくすることが快感

仕事でも、日常でも、整理すること自体が楽しいと感じる瞬間があります。
以前、複雑な商品ラインナップの資料を作るとき、頭の中がごちゃごちゃしていたのですが、情報を整理し、図や表に落とし込むことで、すっきりと全体像が見えた瞬間がありました。そのときの「見やすくなった!」という感覚は、単なる達成感以上の快感です。

私は「数字に強いデザイナー」と呼ばれることもありますが、これは単なる能力の表現ではなく、美と論理を両立させることが、私の喜びに直結しているからだと思います。


4. 安定した環境で力を発揮したい

人間関係や環境の影響も大きく感じます。
夫と一緒に過ごしているときや、穏やかで落ち着いた空間で仕事をしているとき、自分の考えやアイデアがスムーズに形になっていきます。一方で、環境が荒れていたり、人間関係が緊張していると、創造性が削がれてしまうことも実感しました。

例えば、海外でのリモートワーク中も、静かで落ち着いたカフェやホテルの空間だと集中できるのに、騒がしい場所だと仕事が手につかないことがあります。私は、穏やかで安心できる環境の中で、自分のペースで力を発揮することが理想だと気づきました。


5. 共に考えるスタンスが性に合う

私は、人を強く導くよりも、横で整理して形にしていくタイプです。
友人や同僚とのやり取りでも、それぞれの良さを引き出しながら全体を整えることに喜びを感じます。強く押し出すより、共に考え、整理する役割でいる方が心地よく、力を発揮できると感じます。


まとめ

こうして振り返ってみると、私が本当にしたいことは次のように言えそうです。

美と構造が調和したものづくりを通して、人の生活を少し心地よくすること

それを、穏やかで誠実な環境の中で、自分のペースで追求していくことが理想です。
形にする喜び、美しさと実用性の両立、整理してわかりやすくする楽しさ、安心できる環境で思考を広げられること――これらの要素が揃ったとき、私は最も満たされるのだと改めて感じました。

これからも、自分が自然に心動かされる瞬間や、ワクワクする体験を大切にしながら、少しずつでも形にしていきたいと思います。


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